私は経営管理責任者にあたりますか?
【ケース1】現在、個人事業主でとび工事をされている方、個人事業主になって1年間経過。
そのはとび工事の会社で10年勤務。10年間のうち6年間、「支店長」をしていた場合。
経営管理責任者の要件を満たすには、許可を受けようとする建設業(この場合は「とび工事」)
に関して5年間経営責任としての経験が必要になります。
[ケース1]の場合、個人事業主で1年間はクリアーしますので、残り4年間を勤務時代の「支店長」という要件でクリアーする必要があります。
ここで注意点があります。
ここでいう「支店長」とは、いわゆる世の中で使っている「支店長」とは少し違います。
経営業務管理責任者になる人は、「許可を受けようとする建設業に関して、5年以上経営業務の管理責任者(法人のの役員、個人事業主、建設業法施行令第3条に規定する使用人)としての経験を有していること」に当てはまることが条件となります。
この中で「建設業法施行令第3条に規定する使用人」とは、支店長、営業部長の事を言います。
そして、「支店長」にあたるには、建設業許可申請書上に、しっかりと「使用人」として自分の名前が入っていないといけません。
さらにいうと、申請書類のうち「営業所一覧表」と「使用人一覧表」にも使用人として名前が入っていることが必須になります。
結論としては、「支店長」(使用人)として、許可申請書に自分の名前が載っていれば、4年間はクリアー出来るので、「経営管理責任者」の要件は満たされます。